富山市に次ぐ県内第二の都市である高岡市では、多くの産業があり、今も工場建設が行われています。その中の1つである進行中のプラント工事プロジェクトは、地域経済の活性化と持続可能なインフラ整備を目指して大きな注目を集めています。今回は、この大規模プロジェクトの現在の進捗状況をついて解説します。
高岡市のプラント工事プロジェクトとは?
高岡市で施工されているプラント工事プロジェクトは、合成ゴム・合成ラテックスの製造メーカーとして知られる東京の企業が発注している工事です。製品の製造プラントではなく、リサイクルプラントの建設工事を行っており、今後のSDGsに向けての取り組みとして注目されているプラント工事です。高岡市ではこのほか様々なプラント工事を誘致すべく大阪や名古屋で高岡市のPRを行い、プラント誘致を進めています。プラント工事は高岡市の産業の一部ではあるものの、大規模な工事になることが多いことから、経済効果も期待できるのが特徴です。そのため、企業立地活動の大きな目的として、プラント建設の増加も期待しています。旧来の製造に関するプラントだけでなく、冒頭で紹介したリサイクルプラントなどの誘致も進めていきます。
そもそもプラント工事ってどんな工事?
プラント工事はもともと生産設備を建設する工事です。様々な業界で必要とされるプラント設備を建設するもので、建物の建設だけでなく、配管工事や高炉設置、機器の据え付け工事など複合的な工事内容が特徴でもあります。また、新設工事だけでなく補修やメンテナンスの施工についてもプラント工事と呼びます。
プラント工事の専門会社もある
プラント工事は建設工事の一種ですが、実はプラント工事を専門にする建設会社も多くあります。それらのうち、大手のプラント工事会社はゼネコンプラントと呼ばれ、一般的なゼネコンとは異なる企業が名前を連ねています。また、国内だけでなく海外での施工も多く、今も世界のどこかでプラント工事を行っているのです。