在宅訪問サービスについて
調剤薬局によっては、在宅訪問サービスを実施しているところもあります。調剤薬局の主な仕事は、患者が持ってきた処方箋を元に薬を提供することです。しかし患者の中には、薬局に行くことが困難な人も少なくありません。
在宅訪問サービスを受けられる人は、病院や薬局に通うのが難しい人・薬の管理に不安がある人・医師から訪問支持が出ている人などです。在宅訪問サービスを利用するとなると、管理指導料がかかってしまいます。でも要介護認定を受けている人ならば、そこまで負担にはならないでしょう。
在宅訪問サービスの仕事内容
在宅訪問サービスの仕事内容は、調剤薬局の仕事内容とほとんど変わりません。唯一変わるとすれば、患者との親密な関係性でしょう。調剤薬局の場合は、患者の状態を聞いた上で服用指導を進めます。しかし在宅訪問サービスの場合は、服用指導だけではなく薬の管理も徹底。
副作用が出ているかどうか、生活状況も確認します。また薬の服用が難しい場合、薬剤の調製をおこなうのも大事なお仕事。医師と連携を取った上で、患者に飲みやすい薬を提供していきます。
他業種とも連携
なお他のサービスを利用している方に対しては、医師やケアマネとも連携して仕事を進めます。場合によっては医師や看護師と一緒に、訪問することもあるでしょう。
在宅訪問サービスを実施している大阪の調剤薬局の場合、在宅介護に関わっている人達と密に連携してサービスに取り掛かります。だから介護が行き違いになるリスクは、ほぼゼロ。
今後の在宅訪問サービス
ちなみに在宅訪問サービスは、今後増える可能性は十分にあります。高齢者が占める割合は、27%。ちなみに10年前のデータになるため、実際はもっと増えているでしょう。
高齢者が多くなればなるほど、熱い薬のサポートが求められます。薬だけではなく生活そのものを支えるのが、在宅訪問サービス。「今は関係がない」と思っている人も、いつか必ず関わることになるのです。だから今の内に、在宅訪問サービスについて知っておいて下さい。