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鹿児島発のサツマイモ、紅はるかは果物よりも甘い!

少しずつ肌寒くなり、そろそろ食品スーパーの店頭には秋が旬の野菜も並び始めます。中には売り場に焼き芋をつくる機械を置く店もありますよね。焼き芋の香りを嗅ぐと、秋や冬の訪れを感じます。今回はサツマイモ、特に紅はるかに関する話をしてみようと思います。
紅はるかは「九州121号」と「春こがね」を交配させ、鹿児島県鹿屋市での試験栽培を経て2010年に品種登録されたサツマイモの新しい品種です。特徴の1つは糖度。一般的なサツマイモは焼き芋にした際の糖度が50度程度ですが、紅はるかの焼き芋は60度にも及びます。ちなみに糖度はスイカが10度ぐらい、バナナが20度ぐらいですから、果物と比べても随分と甘いのが分かりますね。
鹿児島の紅はるかの焼き芋はしっとりとした舌触りで甘みが強く、蜜が入ったような柔らかい食感も特徴となっています。

17世紀に九州へ上陸

そもそも、サツマイモとは南米原産で、英語ではスイートポテトと呼びます。和名の「サツマイモ」は17世紀前半に琉球王国(沖縄県)を経て薩摩国(鹿児島県)へわたり、そこで多く栽培されたことから付きました。
現代のサツマイモは「ほくほく系」と「しっとり系」、「ねっとり系」という3種類に大別されます。その中で、紅はるかは安納芋と同じく「ねっとり系」に分類されるということです。ただし、1度に複数の種類のサツマイモを食べることって、なかなかありませんし、少量で結構お腹がいっぱいになるほか、近所のスーパーに行っても、大抵は1、2種類しか置いてないので、食べ比べる機会も多くありません。正直に言えば、素人ではそれほど見分けがつかないところですね。
ところで、紅はるかの産地はどこでしょうか。和名の語源になっているぐらいですから鹿児島はもちろんですが、他にも大分、宮崎、茨城などで多く作られています。暖かい地域では10月ごろ、本州では11月ごろに収穫時期を迎えるので、店頭に並ぶまで、もうしばらくですね。