警備の仕事とは？
警備業は、人々の安心や安全を守る仕事です。警備の内容は、オフィスビルや病院などの施設警備、コンサートや花火大会などのイベント会場での雑踏警備など、さまざまな内容のものがあります。
警備業法という日本の法律で、警備業の内容や警備員の業務などが定められています。
警備業とは「依頼者の需要に応じて生命や身体、財産への侵害を警戒・防止する業務を営業として行うものである」と規定されています。
依頼者と警備会社が契約を結び、警備を実施することが主な業務なので、例えば、社員が自社を巡回する場合や、報酬が発生しないボランティアなどは、警備業には当てはまりません。
警備業法では、警備業の仕事は4種類に分けられています。詳しく見てみましょう。
「1号業務」は、依頼者の施設の安全を守る業務です。主なものに施設警備、巡回警備などがあり、トラブルの防止や、緊急時に関係機関へ通報することなどが重要な業務です。
「2号業務」は、工事現場やイベント会場など、不特定多数の車や人々が不特定多数集まる場所での安全を守る業務です。雑踏警備や交通誘導警備などがあります。人が集中して集まる場所は、思わぬ事故が起きやすい場所でもありますので、臨機応変な対応が必要な業務といえます。
「3号業務」は、現金、貴金属、美術品などの盗難や事故を警戒し、防止する業務です。犯罪に結びつきやすいことから、リスクを察知し、すきのない警備が必要な業務です。
「4号業務」は、いわゆるボディーガードで、人の生命・身体の安全を守る業務です。危害の発生を警戒し、防止するため、想定されるリスクを十分予想する対応が求められます。
以上のように、いろんな警備業務があります。その業務によって、必要な対応やスキルに違いがあります。
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