「まだ元気だし、遺言なんてまだ早いかな…」と思っていた我が家。でも親世代が高齢になり、いざ相続の話になると「今のうちに準備しておいた方が安心かも」と家族会議で話し合うことに。今回は奈良で遺言書を作成してみた我が家の体験をお話しします。
奈良ならではの相続事情に遺言書が役立つ理由
奈良は古くからの持ち家文化もあって、不動産が絡む相続が多いと言われています。うちの実家も田舎の土地と古い家があり、「誰がどの土地をどう使うの?」という話になりそうでした。しかも兄弟が県外に住んでいたりして、話し合いも簡単ではありません。
そこで専門家に相談すると、「遺言書があると相続の手続きがスムーズになりますよ」とアドバイスされました。確かに、揉め事になってからでは大変ですし、元気な今のうちに親の気持ちをしっかり整理しておくことが大事だと実感しました。
プロのサポートで公正証書遺言を作成
遺言書って自分でも書ける「自筆証書遺言」がありますが、今回は公証役場で作る「公正証書遺言」を選びました。法的な不備の心配がなく、将来のトラブル防止にもなるからです。司法書士さんや行政書士さんにもサポートをお願いして、内容の整理や必要書類の準備もスムーズに進みました。
親も「専門家がいると安心できる」とほっとしていました。遺言内容も、財産の分け方だけでなく、感謝のメッセージまで添えてもらえて、ちょっと感動的でしたよ。
遺言書作成で家族の気持ちも整理できた
今回遺言書を作ったことで、家族全員が「今後どうしていきたいか」を冷静に話し合う機会になりました。奈良では先祖代々の土地に対する思い入れも強く、感情的になりがちなテーマですが、書面でしっかり残すことで、将来の負担も減らせた気がします。
実際に作成が終わると「これで安心だね」と家族みんなが笑顔に。今は法務局の遺言書保管制度もあって、保管場所の心配も減りました。早めに動いて本当によかったと感じています。