東京は日本で最も規模の大きな市場を持つ金融街があります。
この金融を支えているのが金融システムで、東京でも多くの金融システムが開発されています。
一方で金融システムとは具体的にどういた物を指すのでしょうか。
今回は、東京で開発されている金融システムについて解説します。
金融システムとは？
金融システムとは、二つの意味があり、仕組みとアプリやソフトウェを指します。
仕組みとしては、金融市場や株式市場といったインフラのことを指し、お金の取引を処理するものを言います。
アプリやソフトウェアは、もっと個人や個々の企業に合わせたものであり、金融を支える銀行や保険会社、証券会社が使用しているアプリを指します。
東京で開発されているのは、このアプリの部分が多くを占めます。
具体的にどんなものかは次の項目で解説していきます。
東京では様々な種類の金融システムが開発されている
東京では、一連の金融システムが開発されています。
ざっと紹介すると勘定系システム、営業店システム、大概接続系システム、オンライン決済システム、そして暗号資産取引システムです。
勘定系システムは銀行で主に導入されているシステムであり、お金の勘定処理を行います。
例えば預金残高管理や利息計算といった高度な計算を行うといった金融機関の屋台骨を支える大規模なシステムを指します。
東京でもこのシステムを開発できるのはごく限られているのが特徴です。
営業店システムも銀行で利用されるシステムで、ATMを制御するようなシステムや機器自体を言います。
ソフトウェアのようなシステムが勘定系システムであれば、機械によるシステムが営業店システムといえるでしょう。
対外接続系システムは、該当する金融機関と外部を接続するシステムです。
公共料金の支払やクレジットカードの決済を行うのがこのシステムの特徴でしょう。
オンライン決済システムはネット通販などで利用する決済システムです。
このオンライン決済システムは、金融機関以外からも多くのニーズがあり、東京でもソフトウェアを開発する企業がいくつもあります。
最近注目されているのが暗号資産（仮想通貨）取引システムです。
決済手段としては発展途上ですが、利用者が増えているため多くの金融システム関連の企業が開発を進めています。
